フォルクスワーゲングループに属し、チェコに本拠を置くシュコダは9月4日、チェコに完成した新エンジンセンターを稼働させた、と発表した。
シュコダは1899年、チェコのムラダー・ボレスラフ工場において、エンジンの生産を開始。現在はシュコダのみならず、アウディやセアトなどフォルクスワーゲングループの小型車用エンジン&ギアボックス生産拠点として稼働している。
今回、シュコダはチェコのムラダー・ボレスラフ工場を拡張。およそ4500万ユーロ(約60億円)を投資し、技術開発センターに2年をかけて、新エンジンセンターを完成させた。9月4日、同センターが操業を開始。
新エンジンセンターは、21基のエンジン&コンポーネントのテストベンチを備える。新世代エンジンの量産前の性能確認をはじめ、モータースポーツ用の高性能エンジンの開発を促進していく。
シュコダの技術開発担当、Frank Welsch取締役は、「新しいエンジンセンターは、シュコダにとって重要なステップ。国際競争力のさらなる引き上げが図られる」とコメントしている。