日産自動車の中国法人は9月2日、8月の中国における新車販売結果を明らかにした。
商用車や、輸入車、現地合弁の東風日産(一部車種)を含めた8月の総販売台数は、約8万5500台。前年同月比は0.7%減と、2か月連続で前年実績を下回った。
中国では2012年9月中旬、日本政府の尖閣諸島国有化発表に反発する大規模なデモが発生。その後、日本車に対する買い控えの動きが起きた。しかし、現在では、その影響はほぼ解消する。
日産の8月の中国販売は、前年同月比が0.7%減。4月は14.7%増、5月は3.1%増、6月は11.1%増と好調だった。しかし、7月は12.3%減と2桁のマイナスに。8月は、減少幅が縮小した。8月の落ち込みは、商用車の販売不振の影響。
日産の2014年1-8月の中国新車販売は、前年同期比9.4%増の約78万5400台。日産は2013年、中国で前年比17.2%増の126万6200台を販売。2014年の販売目標台数については、前年比10.6%増の140万台以上に設定している。