ルネサス、HEV/EV用モータ制御向け32ビットマイコンの新製品を発表

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ルネサスエレクトロニクス、HEV/EV用モータ制御向けに40nmマイコン「RH850/C1xシリーズ」を発売
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ルネサスエレクトロニクスは、ハイブリッド車/電気自動車(HEV/EV)用モータ制御向けに40nm(nは10億分の1)プロセスを採用した車載用32ビットマイコン「RH850/C1xシリーズ」を2品種開発、「RH850/C1H」、「RH850/C1M」の名称で2015年初頭からサンプル出荷を開始した。

新製品の採用により、より高性能で安全なHEV/EV用モータ制御システムの開発が可能になる。

新製品は、最先端40nmプロセス技術に加え、フラッシュメモリで実績のある構造を採用した大容量メモリを搭載する。従来品の要素技術を更に強化したR/Dコンバータ、モータ制御IP、モータ制御タイマをはじめ、HEV/EV用モータ制御向け周辺機能を内蔵する。

ユーザーがシステム構成に応じて選べる1モータ制御用のRH850/C1Mと2モータ制御用のRH850/C1Hを用意したことに加え、RH850/C1Hでは、メインCPUと独立したプログラムが実行できるパフォーマンスCPUを搭載する。メインCPUに「機能安全」を目的としたロックステップ方式を採用し、周辺機能にも機能安全機構を搭載する。

新製品は、現在サンプル出荷中のRH850ファミリ用電源管理IC「RAA270000KFT」と組み合わせて使用可能。この電源管理ICは、マイコン動作に必要な全ての電源、2つの外部センサ電源用トラッカと、各種状態監視・回路診断機能を集積しているため、マイコンとの組み合わせによりユーザーの電源設計負担を軽減できる。

新製品の量産は、2016年5月から開始し、月産10万個を計画。サンプル価格はRH850/C1Hが1万2000円、RH850/C1Mが1万円。

《レスポンス編集部》

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