トヨタ自動車は8月22日、米国インディアナ州の工場へ、2016年までに1億ドル(約104億円)を投資すると発表した。
今回の投資は、同工場で組み立てている新型『ハイランダー』の増産に備えるのが目的。新型ハイランダーは、トヨタの米国における主力中型SUV。新型は2013年3月、ニューヨークモーターショー13で発表された。
2014年1‐7月の新型ハイランダーの米国販売は、およそ9万台。前年同期比は16%増と伸びた。新型の販売が好調なことを受けて、トヨタはインディアナ工場に1億ドルを投資し、ハイランダーのさらなる増産に乗り出す。
現在、インディアナ工場では、西工場でハイランダーとフルサイズSUVの『セコイア』を生産中。ミニバンの『シエナ』を組み立てている東工場でも、ハイランダーを年間最大3万台、生産する計画。
また、今回の投資により、インディアナ工場では、300名の追加雇用が創出される見通し。トヨタ・インディアナのNorm Bafunno社長は、「ハイランダーはインディアナ工場の優れた製品であり続けてきた。今後は、東西両工場で生産することになる」と述べた。