欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループに属し、チェコに本拠を置くシュコダは8月21日、新型『オクタビア スカウト』の生産を開始した。
同車は2014年春、ジュネーブモーターショー14で初公開。2012年12月に発表された新型『オクタビア』のワゴン、新型『オクタビア コンビ』をベースに、オフロードテイストを付加した派生車種。いわゆる「スマートオフローダー」セグメントに、シュコダも参入する。
ベース車両のオクタビア コンビに対して、オクタビア スカウトでは、最低地上高を33mm引き上げ。前後バンパー下部はブラックで仕上げ、ブラック樹脂製のフェンダーエクステンションやサイドモールを追加。SUVのようなルックスを追求した。
室内では、3本スポークのマルチファンクション・レザーステアリングホイールを装備。エンジンは全3種類。ガソリンが1、ディーゼルが2ユニットを用意する。
Haldex-5カップリングを使用した最新の4WDシステムが、オフロード走行に対応。シュコダによると、オクタビア コンビに対して、トラクション性能は25%向上。アプローチ/ディパーチャーアングルの最適化により、登坂性能も若干引き上げられた。
8月21日、シュコダのチェコ・ムラダー・ボレスラフ工場では、新型オクタビア スカウトの生産を開始。欧州では8月末から、納車が開始される予定。シュコダは、「家族に冒険とレジャーをもたらす車」とコメントしている。