住友商事(本社・東京)とアジア大洋州住友商事(本社・シンガポール)は、マレーシアの肥料製造販売会社のユニオン・ハーベスト(M)の株式を60%まで買い増し、経営権を取得した。
ユニオン・ハーベストは、パハン州クアンタンに年間生産能力15万トン規模の化学肥料工場を持ち、同国内のオイルパーム農園向けの肥料を生産している。
住友商事グループは、主に太平洋地域で、農家やプランテーションへの肥料製品の販売を中心に、長年にわたり肥料事業を展開している。マレーシアには1993年に進出、2004年にユニオン・ハーベスト株20%を取得した。更なる事業拡大を狙い今回株式の買い増しを実施した。同グループのアジアにおける肥料事業の一大拠点として、事業拡大に努めていく方針だ。