7日午前7時35分ごろ、東京都府中市内の国道20号でワゴン車が暴走。信号待ちをしていた車両2台に接触する事故が起きた。クルマは歩道に乗り上げて逃走を図ったが、この際に歩行中の女性1人が負傷。警察は後に出頭した25歳の男を逮捕している。
警視庁・府中署によると、現場は府中市寿町1丁目付近。ワゴン車は同署の署長らが乗った公用車に接触。逃走していた際に前方で信号待ちをしていた車列に進路を塞がれる状態となったが、乗用車1台とトラック1台に接触して強引に進路を作る状態で歩道に乗り上げて走行を続けたものとみられる。
この事故で歩道上でクルマを避けようとして転倒した48歳の女性が打撲などの軽傷。接触被害を受けた3台の乗員にケガはなかった。
クルマは後に数キロ離れたコインパーキングに放置されているのが発見されており、警察は使用者とみられる同市内に在住する25歳の男を探していたが、男は同日夜に出頭。自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕されている。
聴取に対して男は「最初の事故を起こして、怖くなって逃げた」などと供述しており、警察では男を厳しく追及。事故発生の経緯を詳しく調べている。