トヨタ自動車は商用バン『プロボックス』と『サクシード』を12年ぶりに大幅改良し、9月1日から販売を開始すると発表した。金森善彦チーフエンジニアは「『ヴィッツ』や『ラクティス』のプラットホームを前半分に使っている」と明かす。
その理由として「旧型の前周りのプラットホームは10年以上も前のものなので、やはり乗り心地や操縦安定性のバランスをより高いところにもっていきたかった。商用車は乗用車以上に長く使われるので、長時間疲れない、乗り心地が良い、操りやすいということは商用車でも必要な条件になる」と述べた。
一方、「後ろ半分は旧型のバン用プラットホームを流用している。フロントの新しいプラットホームに合わせてリアのサスペンションに手を入れている。スタビライザー、アブソーバーなどを変えている」とも語っていた。