ドイツの高級車メーカー、BMWグループは8月5日、2014年第2四半期(4‐6月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、MINIやロールスロイスを含めたグループ全体の総売上高は、199億0500万ユーロ(約2兆7315億円)。前年同期の195億5200万ユーロに対して、1.8%の伸び。また、第2四半期の純利益は、17億7100万ユーロ(約2430億円)。前年同期の13億9200万ユーロに対して、27.2%増と大きく増えた。
第2四半期の世界新車販売は、前年同期比5.3%増の53万3187台。このうち、BMWブランドは45万8088台を売り上げ、前年同期比は8.3%増。
2014年上半期(1‐6月)の車種別実績では、『3シリーズ』が前年同期比0.6%減の23万6289台と後退。ただし、これは、『4シリーズ』が独立したため。『5シリーズ』は7.6%増の19万35603台と好調。SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)では、『X3』が前年同期比6.2%増の8万2830台。『X1』も0.4%増の7万9344台と堅調。新型を投入した『X5』は、29.7%増の6万8283台。
上半期の市場別実績では、中国が前年同期比23.1%増の22万5490台。中国を含めたアジア全体でも、18.3%増の32万2943台と伸びた。米国は5.1%増の18万2008台。欧州は44万6188台を売り上げ、前年同期比は2.2%増と、信用不安からの回復傾向を示す。
BMWグループのノルベルト・ライトホーファー会長は、「第2四半期、上半期ともに、販売台数、売上げ、収益が伸びた。事業の成功は続いている」と述べた。