マツダが7月31日に発表した2014年度第1四半期連結営業利益は前年同期比54%増の563億円と2年連続して同四半期の最高益を更新した。藤本哲也執行役員は同日、都内で開いた決算会見で「(低燃費技術)スカイアクティブ効果と我々は分析している」と述べた。
藤本執行役員は「第1四半期は台数車種構成の変化で220億円の営業利益押し上げ要因になった。出荷台数だけみると前年同期比2万4000台増。2万4000台増で220億円の利益というのは通常でない」と指摘。
その上で「『マツダ3』(日本名アクセラ)が従来モデルから新モデルに変わり、台あたり収益が改善した。そこがスカイアクティブ効果と我々は分析している。次は新型『マツダ2』(同デミオ)になる。次の新しいデミオでも台あたり収益の改善を期待している。そうなれば(予想よりも)上乗せで利益が増えないかなと期待している」と話した。