ピアッジオグループジャパン(PGJ)は、ベスパの新型スクーター『スプリント 150』を日本に導入し、7月30日より発売する。『プリマヴェーラ 125』をベースに、12インチホイールや角目ヘッドライトの採用など、よりスポーティマインドを高めた。
PGJの新井文雄社長は、ベスパというブランドについて「単なる移動の手段ではなく、ベスパはライフスタイル。イタリアを代表する“ファッション”」と定義する。
その上で、スプリント 150の存在を「現代のライフスタイルとブランド性を取り入れ、ファッションブランドとしてのベスパの存在を確立するスクーターだ」と説明した。
スプリント 150のデザインの特徴として、角形ヘッドライトの存在が重要だと、新井社長は言う。
「角形ヘッドライトが初めて採用されたのは、1963年の“ベスパ GL”。それ以来この角形は、その個性的な形が特に男性に好評を博してきた。スプリント 150はそのGLのデザインを踏襲し、今までのモデル以上に、若く男性的なフォルムに仕上げている。このモデルこそイタリアの魂だ」
一方で性能面。四輪も含めイタリア車には“壊れやすい”というイメージがつきまとう。それについて新井社長は「今のベスパの信頼性は昔に比べ格段に向上している。弊社(PGJ)がベスパのインポーターとなってからは、24時間のロードサービスの展開、そして適正価格による部品の流通ルートの見直しもはかった。安心して頂きたい」と自信を語った。
ちなみにスプリント 150をはじめ、ベスパはモノコック構造が特徴のひとつでもある。新井社長は「このモノコック構造こそがベスパのオリジナリティのひとつ。他のスクーターにはない魅力だ」とコメントした。