ピアッジオグループジャパンが、イタリアの象徴である「ベスパ」の125ccから300ccまでの7モデルに、新たなカラーやグラフィックを導入することを発表した。5月24日より全国のベスパ正規販売店にて受注が開始される。
今回刷新される2025年モデルは、メカニカルな部分に変更はないものの、時代の流れに左右されないデザインフィロソフィーを基に、新鮮なカラーや個性を強調する新たなグラフィックを採用している。ハイレベルなデザイン性と、安全性や実用性を兼ね備えた、ベスパのDNAを表現した仕上がりとなっている。

『LX 125』は、パステルカラーコレクションに新色「ユーフォリコライラック」を新たに導入し、シート表皮を明るいグレーへと変更。ホワイトペイントのホイールのリム部分にダイヤモンドカット加工を施し、より明るく上質な印象を与えている。従来カラーの「アマービレグリーン」「カプリブルー」も同様の変更を受けているが「イノチェンテホワイト」モデルは仕様変更はなく、シックで落ち着いた雰囲気を継続。メーカー希望小売価格は46万2000円(税込)。

『プリマベーラ125/150』には、ビビッドな息吹を感じる「クリオーゾイエロー」「コンビントブラック」「コラッジョーゾレッド」の新色を追加。価格は125が51万7000円・150が54万4500円(税込)。

“S”バージョン『プリマベーラ S 150』は、「アマービレグリーン」「カプリブルー」の新色にトーン・オン・トーンの色使いを取り入れ、ボディーカラーと同系色のシートやグリップを採用。クローム仕上げのディティールと完璧なまでに調和し、控えめな高級感を演出している。価格は56万6500円(税込)。

伝統のスポーツモデル『スプリント150』にはビビッドな新色「マグネティコグリーン」が登場。対照的に“S”バージョン『スプリント S 150』では落ち着いた雰囲気のある新色「テナーチェグリーン」「イントレーピドグレー」が追加され、アグレッシブなブラックアウト仕上げを施したダイナミックなデザインとともに、スプリントのスポーティな魅力を強調している。価格はスプリント150が54万4500円・スプリント S 150は56万6500円(税込)。

『GTS SuperSport 300』は、スピードとパワーを強調するスポーティな新グラフィックと、鮮やかでエネルギッシュな「エクレッティコブルー」を採用。従来カラーの「イノチェンテホワイト」も継続販売。価格は880000円(消費税込み)。

『GTV』は、伝統とモダン、高級感と大胆さを体現するエレガントな「テナーチェグリーン」と「イノチェンテホワイト」をボディカラーに採用し、デザイン性とパフォーマンスはベスパ史上もっとも高いレベルとなっている。価格は91万3000円(税込)。
全モデルの受注開始日は5月24日で、モデルにより出荷は5月下旬~7月下旬から順次開始される。