中国の習近平国家主席が9月にインドを訪問するのに先立ち、中印両国は鉄道分野での協力を行う覚書に署名する予定と、エコノミックタイムスが伝えた。
Liu Youfa在ムンバイ総領事はプレス・トラスト・オブ・インディア(PTI)に対し「インド全土での鉄道の建設および既存のシステム総点検のため、中国は先に専門チームを派遣し最初の会議を行っている。そして9月に国家主席がインドを訪問する際に覚書に署名することがほぼ確実である」と話した。
この会議はムンバイで行われ、既存のルートを走行する列車の速度向上と、経済戦略に則った貨物列車の運行と駅構内の開発という2点が主に話し合われた。
Liu Youfa総領事は「中国自身が列車の運行を始めた当時は最高速度が90km/hだったが、今では300km/hの新幹線が中国全土を走行しているという事実が、インドにとって参考となるだろう」と述べている。
インドのモディ政権は、ムンバイ~アハメダーバード間の高速鉄道建設やデリー~アグラ間を含む既存区間の速度向上を政策として掲げている。