米国の自動車大手、フォードモーターは7月18日、ニック・シェイラ元社長が70歳で死去したことを明らかにした。
ニック・シェイラ氏は1944年生まれ。1966年に、フォードモーターに入社し、英国や欧州部門の重要ポストを務めた後、1978年に米国本社へ異動。1988年には、フォードのメキシコ法人の社長に就任した。
1992年には、当時、フォードモーターの傘下だった英国の高級車メーカー、ジャガーカーズの会長兼CEOに。2000年から2001年夏までは、フォードの欧州法人の会長を務めた。
2001年夏には、フォードの北米部門のグループ副社長に。そして2001年秋から2005年2月まで、フォードモーターの社長兼COOとして活躍している。
同氏の死去を受けて、フォードモーターのビル・フォード会長は、「ニック・シェイラ氏は、世界での経験と情熱を備えた優れたリーダーだった。多くの困難を克服するのに、大きな役割を果たしてくれた」とコメントしている。