三菱重工業は7月16日、米国フロリダ州のオーランド国際空港向けの移動施設として、全自動無人運転車両システム(APM)の建設工事をオーランド空港公団から受注したと発表した。
三菱重工によると、住友商事の協力を得て米国三菱重工(MHIA)を通じて受注。新たに整備する複合交通ターミナルと空港ターミナルを結ぶ約2.3kmの路線新設工事のほか、メインターミナル~サテライトターミナル間約600mを結ぶ既設2路線の置換工事も行う。車両は18両を供給する。
また、営業運転の開始から5年間は、MHIAと住友商事が共同出資するクリスタル・ムーバー・サービス(CMS)が運行・保守(O&M)を行う。O&Mはさらに10年間のオプションも含まれている。
納入完了は2018年の予定。三菱重工の米国向けAPM受注は5件目で、オーランド空港向けは初めてになるという。