JR東海、中央本線坂下~野尻間で代行バス運転開始

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中央本線は南木曽~十二兼間の橋桁が流出。同区間を含む坂下~野尻間で運転を見合わせており、7月14日から代行バスが運行されている。
  • 中央本線は南木曽~十二兼間の橋桁が流出。同区間を含む坂下~野尻間で運転を見合わせており、7月14日から代行バスが運行されている。
  • 代行バス運行区間内の一部の駅は、駅とバス乗り場が離れている。画像は南木曽駅とバス乗り場の位置概略図。

JR東海は7月14日、橋りょうが流失した中央本線南木曽~十二兼間(長野県南木曽町)を含む坂下(岐阜県中津川市)~野尻(長野県大桑村)間で、代行バスの運行を開始した。

JR東海が発表した運行計画によると、特急『ワイドビューしなの』全列車は当分の間、全区間で運休。それ以外の列車は名古屋~中津川間が通常運転となるが、中津川17時55分発名古屋行きと中津川18時55分発快速名古屋行きは、土岐市駅まで最大5分時刻が繰り下がる。中津川~坂下間と野尻~塩尻間も一部列車の時刻が変更される。被害場所を含む坂下~野尻間は終日運転を見合わせ、バスによる代行輸送を行う。

代行バスは国道19号を経由して各駅に停車するするが、全区間の所要時間は50分程度で、列車よりも30分ほど余計にかかる。南木曽・十二兼・野尻の各駅は、駅から離れた国道19号沿いに乗り場が設けられている。駅からバス乗り場までの距離(徒歩による所要時間)は、南木曽が約400m(5分)、十二兼が約1.2km(15分)、野尻が約600m(10分)。坂下・田立両駅は駅前から発着する。

国道が通行止めになった場合はバス代行も中止となるほか、バスの定員を超えた場合は乗車できないことがある。なお、代行区間を含む乗車券は、原則として100km以内のみの発売となる。

《草町義和》

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