関東運輸局、4隻の外国船舶に出港差し止め 6月

船舶 行政

関東運輸局は、6月度に外国船舶監督(PSC:ポートステートコントロール)を実施した外国船舶103隻のうち、重大な欠陥として是正終了まで出港を差し止める処分を行った船舶は4隻だった、と7月10日に発表した。

同局では、船舶の安全運航と海洋環境の保全の観点から管内の港に入港する外国船舶に対して構造・設備の状態、船員の資格等が関係する国際条約の基準に適合しているかを検査する外国船舶監督(PSC:ポートステートコントロール)を実施している。

その処分の概要は、パナマ船籍の自動車運搬船「FORESIGHTER」に対して、船舶の運航管理システムであるISM コード上の欠陥で、横浜港で6月6日に出港を差し止め、同日に解除した例や、シエラ・レオネ船籍の一般貨物船「SENYO MARU」に対して、(1)操舵室と通路の電通管の非防火、(2)貨物艙通風装置のダンパーの閉鎖不良で、横浜港で6月9日に出港を差し止め、16日に解除した例がある。

《山内 博》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集