VWブランド世界販売、3.8%増の307万台…初の300万台超え 2014年上半期

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新型フォルクスワーゲン ゴルフ
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欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは7月8日、6月のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は約51万4900台。前年同月比は1.1%増と、10か月連続で前年実績を上回った。

2014年上半期(1-6月)の市場別販売は、最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比18.5%増の約139万台。中国を含めたアジア太平洋地域では、16.8%増の150万台以上を売り上げる。

一方北米は、前年同期比8.7%減の28万2600台と、引き続き減少傾向。このうち米国は、13.4%減の17万9100台にとどまった。

信用不安からの回復傾向を示している欧州は、前年同期比2.4%増の約86万4100台。このうち、西欧(ドイツを除く)は、5.5%増の45万1300台。地元ドイツも0.8%増の28万5700台と、プラス基調にある。しかし、ロシアは前年同期比12.8%減の6万7400台と、減少が続く。

2014年上半期のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売台数は、約307万台と、初の300万台超え。前年同期比は3.8%増だった。同社のクリスティアン・クリングラー営業担当取締役は、「フォルクスワーゲン乗用車部門の上半期の世界販売は、説得力あるモデルレンジのおかげで堅調だった。とくに『ゴルフ』がベストセラー車」と語っている。

《森脇稔》

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