クアラルンプール市政府(DBKL)は、クアラルンプール市内において物乞いを排除するために、物乞いに金銭を与えた場合150リンギの罰金を科す計画だ。ザ・サンが報じた。
テンク・アドナン連邦直轄地相が明らかにした。
アドナン連邦直轄地相によると、物乞いの排除は都市のイメージの改善のため実施する。罰金を科す以外にも非政府組織(NGO)などが運営する炊き出しを禁止する。禁止区域はジャラン・ブキビンタンの「ロット10」から2キロメートル以内となる。7日以降も炊き出しを続けた場合は罰金が科される。集めた罰金は、貧困者の支援に充てられるという。
アドナン大臣の発表に対して、炊き出しを中止し、他の方法での支援を行う方針を明らかにしているNGOもあるが、非人道的だとして不満の声が多く上がった。BKLに対して決定の取り上げを求める意見や、ホームレス問題の解決にはならないとの意見が出ている。