宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、JAXA事業に寄せられた募集特定寄附金の2013年4~9月の使途を公表した。
JAXAでは2012年4月からJAXA事業への寄附(募集特定寄附金)を受け付けてきたが、寄附金は2014年4月末現在で5392万2809円に達した。このうち、2013年4月から9月までの個人1758件、法人8件からの寄附金1008万2000円を使用した。
最も使用したのは「はやぶさ2」関連で634万6800円と半分以上を占めた。主に追跡管制機能向上のための設備製作経費として使用した。確実な「はやぶさ2」運用を支える追跡管制設備の仕組みとして、臼田局受信信号を同時に複数の手法で計測分析ができる機能を追加した。
次いで「イプシロンロケット」関連で90万7800円、「きぼう」日本実験棟の利用で60万7800円、「有人宇宙船/有人打上げロケット」で54万2800円などが続く。