三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は25日、インドネシアでのガスタービン、蒸気タービンのオペレーション・メンテナンス(O&M)に関して覚書(MOU)を締結した。
この覚書は、インドネシアの発電会社であるジャワ・バリ発電会社(PT. Pembangkitan Jawa Bali:PJB)、インドネシアパワー社(PT. Indonesia Power:IP)、および三菱商事と、O&Mに関して協業していくことで合意したもの。
MOU調印式はこのほどインドネシアパワー本店で開催され、式典には、PJBのアミル・ロシディン社長(Amir Rosidin)、インドネシアパワーのイワン・サントソ社長(Iwan Santoso)、三菱商事の吉村尚登 特命担当部長、及びMHPSの河相健 執行役員が出席した。
今回のMOUは、MHPS(当時は三菱重工)が2008年にPJB-S (PJB-Service)、インドネシアパワーとそれぞれ個別に締結したMOUのスコープを発展させるとともに、三菱商事も加えた4社による共同の覚書としたもの。
これにより4社は今後、ガスタービン、蒸気タービンに関する技術トレーニング、技術セミナー、共同研究やフィールドサービスなどに協力して取り組んでいく、という。
PJB、インドネシアパワーは共に同国の国営電力会社から1995年に独立したジャワ・バリ島地域の発電会社。