国際石油開発帝石は、オーストラリア イクシス LNG プロジェクトの進捗率が50%を達成した、と25日発表した。同社は、同プロジェクトで操業主体(オペレーター)としてプロジェクトパートナーとともに本プロジェクトの開発作業を進めている。
本プロジェクトは、2012年1月に本プロジェクトの最終投資決定を行った後、オーストラリア北部準州のダーウィンにおける陸上ガス液化プラントの建設や各種海上生産施設の建造等を世界10以上の国において順次進めてきた。
2012年1月の最終投資決定から2年6か月弱で開発作業の進捗率が50%を達成し、ほぼ予定通り本プロジェクトの開発作業が進んでいる。今後は2016年末までの生産開始を目指す。
イクシスLNGプロジェクトは、同社が操業主体(オペレーター)としてトタール社、東京ガス、大阪ガス、中部電力および東邦ガスとともに、オーストラリア連邦西豪州沖合に位置するイクシスガス・コンデンセート田より産出される天然ガスを、オーストラリア連邦北部準州のダーウィンに建設するガス液化プラントにて液化し、年間840万トンのLNG(液化天然ガス)および年間160万トンのLPG(液化石油ガス)として生産・出荷するとともに、日量約10万バレル(ピーク時)のコンデンセートを生産・出荷する計画。
本プロジェクトは、40年という長期にわたっての稼働が見込まれる世界的にも大規模なLNGプロジェクトで、同社は、1998年の公開入札により本プロジェクトが位置する鉱区の探鉱権を取得していた。