タクシーが横断者をひき逃げ、ドライブレコーダーに記録

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16日午前0時15分ごろ、北海道旭川市内の市道で、徒歩で道路を横断していたとみられる66歳の男性に対し、交差進行してきたタクシーが衝突する事故が起きた。男性は死亡。タクシーは逃走したが、警察は後に現場へ戻ってきた66歳の男を逮捕している。

北海道警・旭川中央署によると、現場は旭川市末広1条1丁目付近で片側1車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。66歳の男性は徒歩で道路を横断していたが、交差進行してきたタクシーにはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡した。タクシーはそのまま逃走しており、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したところ、事故から約1時間に現場へ戻ってきた東神楽町内に在住する66歳の男が「事故を起こした」と供述。男が運転していたタクシーに装着されていたドライブレコーダーには事故の一部始終が記録されており、警察は後に道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕。自動車運転死傷行為処罰法違反容疑でも調べを進めている。

事故当時は大雨で視界が悪かった。聴取に対して男は「道路上にいた人にぶつかったが、怖くなって逃げた」などと供述しているようだ。警察ではドライブレコーダー映像の分析を進めるとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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