UDトラックスは6月20日、昨年11月にマレーシアで発表した新興国向け大型トラック『クエスター』を同国で初めて納入したと発表した。
クエスターは、長距離輸送や配送、建設現場、鉱山開発などの幅広い分野に対応できるように設計した大型トラック。ボルボ・グループのグローバルな技術と日本のモノづくりの技を結集して、高い信頼性と優れた燃費性能を実現している。
今回、同国で初納入先となったのは、パーム油輸送中堅のKim Ma社で、UDトラックスの現地販売パートナーである「タンチョン・インダストリアル・エクイップメント(TCIE)」を通じて第1号車が引き渡された。
2013年8月にタイ・バンコクで世界発表したクエスターは、9月のインドネシアに続き、11月にマレーシアでも発売開始。また12月には中国でも発表会を行った。マレーシアで販売する車両は東南アジアの生産拠点であるタイで生産されている。マレーシアの2013年の販売台数は約1100台。今後、クエスターへの切り替えで同国での販売台数をさらに拡大していく。