アムコープ・プロパティーズは、ネグリ・センビラン州ゲマスに建設していたマレーシア最大規模の太陽光発電所が完工し、稼働を開始したことを明らかにした。
1日の発電能力は、4万1000キロワット。発電所建設には、8700万リンギが投じられた。
アムコープは、政府系電力会社テナガ・ナショナルと21年間の電力売買契約(PPA)を締結している。発電した電力は、1キロワット/時(kWh)当たり87.4センで買い取られる。
アムコープは2006年に再生可能エネルギー事業に進出。2009年にパハン州ベントンにおいて発電能力4メガワットの小型水力発電所の稼働を開始した。現在再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FiT)のもとで、TNBエナジー・サービスと共同でパハン州のスンガイ・リアンに発電能力17メガワットの小型水力発電所を開発しており、2017年に稼働を開始する。
アムコープは、マレーシアのみならずインドネシアにおいても再生可能エネルギー事業への進出を検討している。
(ザ・スター、ザ・サン、6月10日、ベルナマ通信、6月9日)