馬・中国交樹立40周年にちなんで5月27日から6日間の日程で中国を訪問したナジブ・ラザク首相は5月29日、李克強首相と会談。
両国間の貿易強化、マレーシアにおける中国からの投資の促進、東南アジア諸国連合(ASEAN)カー・プロジェクトで協力することで合意した。
合同記者会見で、両首相は二国間貿易額を6年以内に1,600億米ドル(5,140億リンギ)に増加させる方針を明らかにした。昨年の貿易額は1,060億米ドルだった。一方でマレーシアからの中国への投資額は63億米ドル(202億リンギ)となっており、中国からのマレーシアへの投資額は10億米ドル(32億リンギ)となっている。
両首相立ち会いのもとで、(1)マレーシアが南寧、中国がペナンとコタキナバルにそれぞれ領事館を設置(2)マレーシア通産省と中国商務省で「21世紀の海上シルクロード」強化(3)投資協力(4)防衛産業・技術(5)文化協力のためのプログラム(6)郵政事業での協力--からなる6項目の覚書が締結された。