トヨタ自動車は5月29日、米国ケンタッキー工場(TMMK)での生産累計台数が1000万台を達成したと発表した。1988年5月の生産開始から26年での達成となる。
同日、車両生産累計1000万台を祝う記念式典が実施され、ウィル・ジェームス社長や楠兼敬初代社長をはじめ、従業員ら約7000人が出席。式典会場では、TMMK生産第一号のカムリと、TMMK生産1000万台目のカムリ、2台が並んだ。
TMMKのウィル・ジェームス社長は式典で「この2台のカムリの間には、たくさんの時間が流れ、見た目もずいぶん変わったが、そこに受け継がれるチームワーク、技術、情熱といったDNAは何ら変わっていない」と述べた。
TMMKは1988年5月に稼働開始。『アバロン』『アバロンHV』『カムリ』『カムリHV』『ヴェンザ』などを生産してきた。生産累計1000万台を達成するのは、TMMKが海外事業体としては初めて。設立当初から現在までのTMMKの累計投資額は約59億ドル(約6000億円)に上る。また、2015年からの『ES350』の生産開始に伴い、生産能力は現在の年間50万台から55万台に増加する予定だ。