宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)が5月25日午前8時(日本時間)に観測停止したと発表した。
温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)は、2009年1月から運用を行っているが、5月25日午前8時頃、2枚ある太陽電池パドルのうち1枚のパドル回転が停止し、発生電力が約半分となったため、観測を自動的に停止した。
太陽電池パドル以外の衛星状態は正常。
発生電力が約半分であっても、定常観測運用に必要な電力を確保できることから、5月30日を目途に観測を再開する見込み。
JAXAでは今後、パドルの回転が停止した理由を解析し、衛星設計の高度化につなげていくとしている。