宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)の姿勢制御系が定常状態に移行したと発表した。
だいち2号は、ロケットからの衛星分離後の太陽電池パドル展開、通信用アンテナとミッション機器のアンテナ展開を実施した後、姿勢制御系を定常状態の姿勢に確立、姿勢制御系が定常状態に移行したことを受信したテレメトリを確認した。
これによって予定していたミッション機器と直接伝送用通信アンテナ展開を含めた一連の作業が完了。
5月27日16時00分(日本時間)に姿勢制御系を定常状態の姿勢に確立するまでの「クリティカル運用期間」を終了した。
現在、衛星の状態は正常。
今後は、約2カ月半かけて衛星全体と観測センサなどの搭載機器の機能確認などを実施する「初期機能確認運用期間」に入る。