フィアットクライスラージャパンは、7月1日よりアルファロメオ『4C』の発売を開始する。同車のプロジェクトは、全体のパッケージングからスタートしたという。
フィアットクライスラーグループアルファロメオエクステリアデザイナーのアレッサンドロ・マッコリーニさんは、「最初のブリーフィングは、シャシー、室内空間、エアロダイナミクス、クルマとしての使命がどうあるべきかなど明確な内容だった。そこから、デザインのコンセプト作りが始まった」と振り返る。2010年9月のことだった。
その後、2011年にコンセプトカーを発表したジュネーブモーターショー以降に、生産化の決定が出された。
その際、クルマ全体をもう一度見直すことにしたという。「なぜなら最初のブリーフィングの際の、コンセプトに忠実なスタイリングを目指すためだった。その結果、デザイン的エレメントのうち、必ずしも必要ではないもの、主要な機能に関連しないものは除かれて行き、全てのデザインエレメントは機能に根差したものとなったのだ」と語った。