MFJ全日本ロードレース選手権第3戦が5月25日、ツインリンクもてぎで開催され、JSB1000は高橋巧が2大会連続の優勝を飾った。JSB1000の予選はノックアウト方式で行われ、2010年に秋吉耕佑(ホンダ)が記録したコースレコードタイムを更新した高橋巧(ホンダ)が、ポールポジションを獲得。2番手が中須賀克行(ヤマハ)、3番手が津田拓也(スズキ)となった。決勝レース、高橋巧はスタートで遅れ、一方の山口は絶妙のスタートで3番手につける。トップに立ったのは中須賀。追いついた柳川明(カワサキ)がトップを奪うが、4コーナーで中須賀が再び前に出て、柳川、山口辰也(ホンダ)、津田、高橋巧、渡辺一樹(カワサキ)がトップ集団を形成する。3周目で津田がオーバーラン、トップ集団は5台となる。4ラップ目、高橋巧はV字コーナーで山口を捕らえて3番手に浮上、8周目には2番手となり、中須賀を追う。9ラップ目、津田が3番手にポジションを上げ、柳川、山口が追う展開に。トップ争いは、中須賀と高橋巧の2台に絞られた。14ラップ目のV字コーナーで、高橋巧は中須賀を捕らえて首位に立つ。しかし、15ラップ目の5コーナーでは、中須賀が高橋巧のインに入りトップを奪還。16ラップ目でも、各コーナーで抜きつ抜かれつの息詰まる戦いとなったが、最後は高橋巧が中須賀を突き放し、チェッカーを受けた。高橋巧にとってJSB1000での連勝は初めて。通算5勝目を挙げた。■全日本ロード 第2戦(JSB1000)1位:高橋巧(ホンダ)2位:中須賀克行(ヤマハ)3位:津田拓也(スズキ)4位:柳川明(カワサキ)5位:山口辰也(ホンダ)6位:野左根航汰(ヤマハ)■ポイントスタンディング1位:高橋巧(ホンダ)72P2位:中須賀克行(ヤマハ)69P3位:津田拓也(スズキ)52P4位:渡辺一樹(カワサキ)51P5位:柳川明(カワサキ)50P6位:山口辰也(ホンダ)46P