日立化成、船舶用向け防汚塗料の開発と実用化で受賞 燃費にも貢献

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日立化成は、中国塗料、海上技術安全研究所、日本中小型造船工業会、国立弓削商船高等専門学校と共に、第13回グリーン・サステイナブル ケミストリー(GSC)賞表彰において、環境大臣賞を受けた。

今回の受賞につながったテーマは、「VOCおよび船体抵抗を低減する新規船舶防汚塗料の開発と実用化」。

GSC賞は、人と環境にやさしく、持続可能な社会の発展を支える化学および化学技術であるGSCの推進に貢献した業績に授与されるもの。

GSC賞表彰は、日本におけるGSCの活動を推進するために、化学系の学会・団体および国立研究所により、2000年3月に任意団体として設立されたGSCネットワーク(GSCN)が開始し、現在はGSCN会議として新化学技術推進協会(JACI)の中での活動の一環として運営が引継がれ、今回で第13回となる。毎年3件から5件の業績が表彰されるGSC賞のなかでも、総合的な環境負荷削減に貢献した業績に対して環境大臣賞が授与される。

日立化成は他の4団体と共に、船舶用の防汚(生物付着による抵抗増加を防ぐ)塗料として、世界最高水準の低VOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)と表面平滑化を実現した塗料を開発した。この結果、大気汚染防止と塗装に係る労働環境を改善するとともに、船底の低摩擦抵抗化による船舶運航時の燃費改善に大幅に寄与できるという。
《山内 博》

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