先日、パシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展」の自動車技術会春季大会において、デザイン部門委員会企画のフォーラムが行われた。今年のテーマは“世界の「運ぶ」を支える!これが働くクルマのデザインだ!!~人・物・夢、働く車のデザインレシピ”と題し、トライポッドデザインの中川聰氏、自動車ジャーナリストの有元正存氏、そして国内バス・トラックメーカー4社のデザイン責任者が講演。その後、有元氏のモデレータのもと、パネルディスカッションを通して、商用車のデザインの世界と、社会的役割を知ってもらい、商用車デザインの認知度を高め業界に対する興味を喚起させることを目的としている。いすゞ自動車デザインセンターの中尾博氏(自動車技術会デザイン部門委員会委員長)は、「デザイン部門委員会は、日本の自動車会社、バス、トラック、2輪、部品会メーカーなど15社のデザイン本部の代表に、デザイン系の大学5校の代表を加えた合計27名の委員とオブサーバーによって構成。デザイン技術の発展のため、その環境やデザイナー地位の向上、後進の育成のために日々活動している」と紹介。さらに、今回のテーマについて、「我々の暮らしを支えているトラックやバスなどの日本の働くクルマは、なぜ今のようなデザインになったのか。働くクルマのデザインは、プライベートユースの乗用車とは異なり、どのように考えられているのか」について、「その歴史、市場特性、ブランドなどの様々な観点から、普段見ること、知ることの出来ない働くクルマのデザインの世界を知ってもらいたい」と述べた。講演者とそのテーマは以下の通り。■「EXPECTOLOGY」トライポッドデザインの中川聰氏■「トラバス・トリビア」Office DEPROSの有元正存氏(自動車ジャーナリスト)■「グローバルの“Gemba”から見えてくる“Japan”デザインの役割」UDトラックスコンプリートビークル・プロダクトデザインダイレクターの白鳥敏雄氏■「FUSOデザインの“ココロ”」三菱ふそうトラック・バスデザイン部長の山田修司氏■「いすゞデザインセンターのこだわり」いすゞ自動車デザインセンターの丸山公顧氏■「使う人の心を高揚させる商業車デザイン」日野自動車デザイン部長の松山耕輔氏■パネルディスカッションモデレータ:Office DEPROSの有元正存氏(自動車ジャーナリスト)パネラー:各講演者
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