航空用エンジン部品メーカーのシンガポール・エアロスペース・マニュファクチャリング(SAM)は、約1億8000万リンギを投じて航空機部品の製造工場を建設する。工場は子会社のアビアトロニック(M)が運営する。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。
工場は、ペナン州ブキ・ミニャクのペナン・サイエンス・パークにあるアビアトロニックの既存工場に隣接して建設される。来年の着工、2016年の完工が見込まれている。2017年の完全運転時には売り上げが1億2000万リンギとなると見込まれている。ボーイング「B737MAX」やエアバス「A320neo」などの新型航空機の需要が高まると見込まれており、ボーイングやエアバス向けの部品を生産する。
アビアトロニックは現在、航空機製造業者と部品供給についての交渉を行っている。
SAMは、2008年以来マレーシアに8億リンギを投資している。アビアトロニック(M)の他、アビアトロン(M)、SAMエンジニアリング・アンド・エクイプメント(M)などの子会社を持っており、バヤン・レパス自由工業区において航空機部品のみならず、半導体向け産業の部品なども製造している。