【人とくるまのテクノロジー14】ロータス エキシージS のリアサブフレームをチタンにする

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ロータス・エキシージS用に試作したチタン製リアサブフレーム
  • ロータス・エキシージS用に試作したチタン製リアサブフレーム
  • チタン板を折り曲げて接着剤とリベットで組み立てられている
  • リベットの数が多いのは、試作のため設計で多めに設定したからだとか
  • 軽め穴も至る所に開けられ、武骨で戦闘的な雰囲気
  • シャーシダイナモで実験中のエヴォーラEVの画像も公開
  • ロータス エキシージS
  • ロータス エヴォーラS
  • テスラ・ロードスター

「人とくるまのテクノロジー展」の英国パビリオンは筆者にとって毎年、非常に興味深いエリアの1つだ。今回、ロータス・エンジニアリングでは『エキシージS』のサブフレームが展示されていた。しかもリベットだらけの何ともメカニカルな仕様だ。

これは現在スチール製のリアサブフレームをチタン製に置き換えたもので、スチール製と比べ18kg、36%もの軽量化を達成しているそうだ。無数のリベットのほか、構造用接着剤を使って組み立てられている。

オプションでも選べるようになれば、喜ぶオーナーは少なくなさそうだが、残念ながら『エキシージ』に採用などの実用化の予定はないそうだ。あくまで市販車の材料置換による軽量化技術のサンプル、ということらしい。

また、パネル展示ではあったものの、『エヴォーラ』のEVも開発されていることが披露された。ロータス・エンジニアリングの堀氏によれば、エヴォーラは開発当初からリアシート部分にバッテリーを収めたEVが検討されていたらしい。製作された『エヴォーラEV』はレンジエクステンダーとしてミッドに発電用のエンジンも搭載していた。

EVでは先輩のテスラ『ロードスター』の発展型のようなエヴォーラEV。ロータスのエンジニアリングソリューションの高さを感じさせるモデルだ。

《高根英幸》

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