マハティール元首相、プロトン会長に就任か 1週間以内にも詳細発表との観測

国民車メーカー、プロトンの生みの親であるマハティール・モハマド元首相が、近くプロトンの会長に就任する模様だ。

エマージング・マーケット 東南アジア

国民車メーカー、プロトンの生みの親であるマハティール・モハマド元首相が、近くプロトンの会長に就任する模様だ。

「マレーシアン・リザーブ」が消息筋の情報として報じた。マハティール氏は、1980年代の首相時代に国民車構想のもとでプロトンを設立。現在はアドバイザーを務めている。

情報筋によると、プロトンは1週間以内にも詳細を発表する。マハティール氏が会長に就任することで現会長を務めるカミル・モハマド・ジャミル氏は退く見込みだ。すでにマハティール氏とは会長就任についての契約は交わしており、次回の取締会において認証を得るのみの段階となっているという。

プロトンは4月15日付けでアブドル・ハリス・アブドラ氏が新たな最高経営責任者(CEO)に就任したと発表していた。
プロトンのシェアは最大で85%となる時期があったが、シェアは現在22%まで縮小している。2012年に自動車大手のDRBハイコムがプロトンを買収し、再建計画を進めている。

情報筋は、現在のマネージメントチームは、輸出量減少などの問題に対策を講じているが、実際は現状が悪化傾向にあると指摘。マハティール氏の会長就任はプロトンにとり有利につながるとの見解を示した。
(マレーシアン・リザーブ、5月20日)

広瀬やよい

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