輸出船契約実績、円安定着で2カ月ぶりにプラス、通関は2カ月連続マイナス…4月

船舶 企業動向

日本船舶輸出組合が発表した輸出船契約実績によると4月の一般鋼船契約は、29隻、前年同月比16.9%増の148万総トンと2カ月ぶりに前年を上回った。

円安で安定していることから、受注は順調に推移している。

船種別では、貨物船は5隻、64万7500総トンだった。このうち、コンテナ船が4隻、自動車運搬船が1隻だった。バラ積船は18隻、70万2700総トンで、ハンディ型が4隻、ハンディマックス型が7隻、パナマックス型が4隻、ポストパナマックス型が2隻、ケープサイズ型が1隻だった。油送船は6隻、12万5600総トンで、アフラマックス型が1隻、LPG船が2隻、ケミカル船が3隻となっている。

契約態様は、当月受注分では、トン数ベースで円建契約が0.9%、外貨建が99.1%、現金払契約が100%、商社契約が14.2%だった。

納期別は、当月受注分では、2014年度ものが18.3%、2015年度ものが8.2%、2016年度ものが35.9%、2017年度ものが37.6%となっている。

一方、通関実績は、4月分が22隻、同1.2%減の85万総トンと2カ月連続で前年割れだった。バラ積船が21隻、83万1782総トン、油送船が1隻、1万6458総トン。

この結果、4月末の輸出船手持工事量は、661隻、2807万総トンとなった。

《レスポンス編集部》

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