富士通が半導体工場で作ったレタス

自動車 ビジネス 企業動向

半導体を製造していた会津若松工場のクリーンルームでレタスを製造する。
  • 半導体を製造していた会津若松工場のクリーンルームでレタスを製造する。
  • 半導体の生産縮小で余剰設備となったクリーンルームを転用しており、工場全体が野菜生産に移行したわけではない。
  • 2000平方メートルの広さに7段式のラックが敷き詰められている。ラックの数を質問したが、正確な数を答えられる説明員はいなかった。
  • 来場者に対してはサンプル品の配布も行われた。
  • このレタスは低カリウムで苦味がないのが特徴。予想以上においしかった。
  • 富士通としては事業拡大も図りたいが、自社設備を転用する場合は「半導体製造の規模縮小」が現状ではセットとなっている。痛し痒し。
 「富士通が野菜を作る」ということで、今月7日の発表以来、注目を集めている食・農クラウド「Akisai(秋彩)」を活用した閉鎖型大規模植物工場。今回の富士通フォーラムでは入口から一番近い場所で展示が行われた。来場者にサンプル品の配布も行われており、今回の目玉展示といってもよいだろう。

 富士通の野菜生産事業は、元々は半導体の生産工場として設立された会津若松工場の遊休施設を転用している。半導体の生産縮小で使われなくなったクリーンルームの1フロア分、約2000平方メートルに水耕栽培の設備を設置。「キレイヤサイ」というブランドでカリウム含有量が少ないリーフレタスを生産している。

 クリーンルームで生産しているため、雑菌が付着しておらず、開封後は洗わずに食べることができる。「水道水で洗ってしまうと、水道水であるとか、環境に含まれる雑菌が付着してしまうのでお勧めしません。そのまま食べてください」と担当者が言ってしまうほとだ。

 面白いのは遊休設備の一部を割り当てただけであり、工場内の他のクリーンルームでは今も半導体の生産が行われているという。富士通としてはこの事業を拡大していきたいそうだが、余剰となった遊休設備を活かすという意味では、イコールで「半導体の生産が縮小する」ということでもあり、痛し痒しといったところか。

【富士通フォーラム】半導体工場で作ったレタス

《石田真一@RBB TODAY》

編集部おすすめのニュース

レスポンスコメント欄(β)開設!ぜひ気になる記事にコメントしてください

おすすめの商品

特集