メイテックは、若手エンジニアを対象に、キャリアの考え方や憧れのエンジニア・技術者、携わりたい分野などの調査を実施、その結果を発表した。
調査は2009年4月から2014年4月までの間に企業にエンジニアとして入社した523人を対象にインターネットアンケートにより行った。
まず、理想・あこがれのエンジニアを尋ねたところ、第1位には本田宗一郎の名前が挙がった。第2位はトーマス・エジソン、3位にスティーブ・ジョブズ、4位に僅差で松下幸之助が続いた。また、少数意見としては、元ライブドアCEOの堀江貴文、フェラーリのエンジニア 浜島裕英、ガンダムのメカニックデザイナー カトキハジメの名前も挙がっていた。
次にエンジニアとして理想のキャリアパスについて聞いたところ、全体では「生涯エンジニア」と答えた人が最も多く33.7%、次いで「エンジニアを極め、将来管理職にステップアップ」が33.1%だった。合計66.8%の若手が、現場/マネジメントと違いはあれエンジニアとしてものづくりに関わる意向を持っていることが分かった。
エンジニアとして、今後作りたいものや関わりたいものについては、「医療機器・医薬品」「素材開発」「ロケットなど宇宙開発」「自動車・航空機・船舶など移動手段」「プラント・発電システムなどエネルギー開発」などの分野が上位を占めた。「夢がある」「社会問題の解決を通じ、人や社会に貢献できる」などにやりがいを感じていることが共通した理由として挙がっていた。
また「どこでもドア」「タイムマシン」といった、SFの世界のものを実現させたいという回答もあり、社会人になっても子どもの夢を実現したいエンジニアも少なからずいるようだ。