格安航空会社大手のエアアジアは国際刑事警察機構(インターポール)の「I-Checkit」システムを利用して海外旅行の安全を確保するためにパスポートのスクリーニングを行うと発表した。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。
エアアジアは同システムを導入する初の航空会社となる。
声明によると同システムは、インターポールのパスポート盗難・紛失管理(SLTD)データベースを利用して、パスポート番号を用いて搭乗客の身元確認を行うことができる。
エアアジア・グループのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は声明の中で、インターポールとの提携により安全性を高めることができ、セキュリティーも向上するとコメントした。
同システムはエアアジアの全ての国際線フライトで利用されることになる。エアアジアはアジアの100カ所の空港を網羅するネットワークを持っており、1日の国際便の運航数は600となっている。