佐世保重工、低船価新造船の建造増加で赤字拡大、新造船受注は好調…2014年3月期決算

船舶 企業動向

佐世保重工業が発表した2014年3月期連結決算は、経常損益が16億2600万円の赤字となった。前年同期は8億1900万円の赤字で赤字幅が拡大した。

受注高は、新造船14隻を受注したことなどから前期比71.5%増の555億2400万円と大幅に増えた。しかし、売上高はリーマンショック以降に受注した低船価新造船の建造が多かったことに加え、新造船事業の操業縮小などの影響で同13.8%減の309億6800万円と大幅減収となった。

新造船として7万5000重量トンバルクキャリアを4隻、8万5000重量トンバルクキャリアを2隻の計6隻を引渡したことから、新造船の受注残は17隻となった。また、期末の連結受注残高は前期末比83.9%増の583億8700万円となっている。

損益では、製造コストの低減や固定費削減効果、円高是正などの好転要因はあったものの、採算の厳しい新造船の建造が進捗したのに加え、資機材価格の上昇などに伴って損益が悪化した。営業赤字は前年同期の12億9100万円から16億7600万円と悪化した。

当期損益は早期希望退職の実施に伴う特別退職加算金などの特別損失や法人税を計上したことから28億4800万円の赤字となった。

今期の通期業績見通しは、売上高が同3.1%減の300億円、営業損益が3億円の赤字、経常損益が5億円の赤字、最終赤字が6億円と赤字幅は改善を予想する。
《レスポンス編集部》

編集部おすすめのニュース

特集