マセラティ、日本市場で快調アピール…2013年は491台販売

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マセラティの販売を牽引する高級セダン「ギブリ」
  • マセラティの販売を牽引する高級セダン「ギブリ」
  • マセラティジャパン代表取締役のファブリッツィオ・カッツォーリ氏
  • マセラティ・ギブリ
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  • 2014年 マセラティビジネスレビュー

マセラティジャパンは5月9日、2014ビジネスレビューを開催。2013年、日本での販売台数は491台と前年比58%増。世界第3位の販売台数を記録したと発表した。

「2010年にマセラティジャパンを設立した時に、経済危機の真っただ中で、リーマンショックの直後でもある今、なぜ独立するのかと多くの人に聞かれた」と話すのは、同社代表取締役のファブリッツィオ・カッツォーリ氏。「その時の私の答えは、我々にはビジョンがあり、マセラティは日本において、非常に大きな潜在性を持っているのだと答えた。そしてその答え通りの結果になった。幸運と努力を傾けた結果、単に生き残るだけではなく、マセラティジャパンとして非常に強い企業に成長したのだ」という。

2013年の世界におけるマセラティの状況は、前年と比較し倍以上になった(2012年6288台、2013年1万5400台)。「マセラティの世界の目標としては2015年までに5万台を達成するということを目標としており、現在はその途上だ」と今後も成長を続けることを述べる。

日本に目を向けると、「2012年は311台だったのに対し、2013年は491台と、前年比58%増だ。国ごとのランキングでは、北米、中国に次いで3番目の市場となった」と話す。「もちろんその国によって市場のサイズは違うものの、そこを踏まえても日本がマセラティに対して持っている情熱のお蔭で、非常に良いポジションを築くことが出来た」とカッツォーリ氏。

プロダクトレンジでは、『クアトロポルテ』の伸び率が目立つものの、他のいずれのモデルも伸長していることから、「非常にバランスのとれた形で各モデルが成長していることがわかるだろう」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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