インド乗用車市場で約40%のトップシェアを握るスズキの現地法人、マルチスズキは4月25日、2013年度通期(2013年4月‐2014年3月)の決算を公表した。
同社の発表によると、売上高は4264億4800万ルピー(約7185億円)。前年度比は0.1%増と微増ながら、前年実績を上回った。純利益は278億3100万ルピー(約470億円)。前年度に対して、16.3%の増益を達成している。
マルチスズキの2013年度のインド新車販売台数は、115万5041台。4年連続で年間100万台を突破したものの、前年度比は1.4%のマイナスだった。
115万5041台の内訳は、インド国内が105万3689台で、前年度比0.3%増。輸出は10万1352台で、前年度に対して15.8%の落ち込み。
マルチスズキは、「コスト削減や現地化の取り組みが、為替相場の効果もあり、困難な経済状況の中で、利益を増やすことができた」と説明している。