日野自動車は4月25日、2015年3月期の連結業績予想を発表した。消費税増税による国内需要の反動減などにより、営業利益は前期比20%減の900億円を見込んだ。
14年3月期の営業利益は72%増の1122億円と、初めて1000億円を突破、2期連続で過去最高を達成した。今期の日野車の世界販売は6%増の17万台強を計画しているが、国内は5%減の見込み。また、トヨタからの受託車も15%減る計画だ。
純利益は35%減の580億円を予想している。会見した市橋保彦社長は「国内とともに海外もタイが落ち込むなど不透明感があるが、グローバル生産体制の構築など構造改革策を着実に実行したい」と述べた。