ギャンブル依存症リハビリセンター(GRC)の調査で、マレーシア国内の小学生の93%が何らかの賭け事をしたことがあると答えたことが分かった。中学生も89%に上った。
同調査は全国61カ所の小中学生を対象としたもので、昨年3月から12月までに実施した。小学生は約600人、中学生は約5,000人から回答を得た。
賭け事をしたきっかけについては、中国正月や結婚披露宴などのイベントの際に誘われたもので、家族がきっかけを与えているケースが多かった。賭け事をした相手は家族が82%でトップ、同級生が45%、インターネットが38%、ネットカフェなどに違法に作られた賭博場が32%、学校が12%だった。また賭け金については、多いものでは1万リンギという者もあった。
今年はサッカーワールドカップが開催されるため、GRCは賭け事に手を染める子供が増える恐れがあると警告している。
(ザ・スター、4月21日)