アクティブリンク、ハイブリッド型パワードスーツ PLL-04忍者 を開発

自動車 ニューモデル モビリティ
パワーローダーライト PLL-04 忍者
  • パワーローダーライト PLL-04 忍者

アクティブリンクは、能動的な歩行のアシスト制御と受動歩行制御を両立したハイブリッド型パワードスーツ『パワーローダーライトPLL-04忍者(ニンジャ)』を開発した。

このニンジャは、制御するモータの数を大幅に削減させ、消費電力を抑えることで使用時間を従来開発品(PLL-01)比で約3倍に向上したのが特徴。歩行性能を表す最高歩行速度は12km/hを実現した。

歩行制御については、スーツ装着者が能動的に歩き始める際にはモータで歩行アシストを積極的に行い、安定歩行に入った後は受動歩行技術を応用した制御を行う、ハイブリッド型の歩行制御を開発した。これにより、平地の歩行だけでなく、階段や傾斜地の歩行にも対応できるという。

ハイブリッド型の歩行制御を行うパワードスーツは、同社調べで2014年4月14日現在業界初となる。

今回のニンジャの開発は、NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)平成24年度イノベーション実用化ベンチャー支援事業「作業支援用軽量パワードスーツの実用化開発」の支援を得た。

アクティブリンクは、2003年松下電器(当時)の社内ベンチャー制度「パナソニック・スピンアップ・ファンド制度」を利用して設立。パワーアシスト機器の製造販売を事業としている。2008年には、重量物運搬用パワーアシスト装置『パワーローダー』を発表。2013年には、クボタの農業用サポートスーツ『ラクベスト』に開発協力し量産化に成功した。

《山内 博》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集