日立造船、堺工場に「防災ソリューションラボトリー」を開設…流水作動検証設備を設置

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日立造船、Hitz防災ソリューションラボラトリーを完成
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日立造船は、堺工場(大阪府堺市西区)内に、防災事業をデモンストレーションで紹介する「Hitz防災ソリューションラボラトリー(Hitz防災ラボ)」を完成したと発表した。

Hitz防災ラボは、中核設備として無動力で人為操作が不要な陸上設置型フラップゲート式防潮堤「neo RiSe」の流水作動検証設備を3タイプ設置している。

設備の公開により意匠例や流水作動状況、設備導入後のメンテナンス方法を説明し、neo RiSeの販売促進、認知度向上につなげていく。

また、同ラボには、neo RiSeのほか、火薬を使用せず電気の力を活用して崩落の危険性のある岩などを破砕する放電破砕装置を設置している。放電破砕工法は既設構造物へのneo RiSe設置時、基礎部撤去の際にも有効に活用できる。

同ラボは今後、GPS海洋ブイの模型やパネルなどを展示し、同社が注力している防災事業全般を体感できる施設として充実させていく予定。

同社は、2003年度から海底設置型フラップゲートの開発を開始し、2009年度からneo RiSeを開発してきた。両タイプとも注目が高まっており、今後、市場への普及を加速するため、防災ラボを活用していく。

《レスポンス編集部》

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