ヒュンダイ・モータースポーツの指揮官であるマイケル・ナンダン氏は4月13日、WRCのデビューシーズンにおいて4レースをこなした新型『i20 ワールドラリーカー』が、予測していたよりもさらに競争力を持った車であると述べた。
ナンダン氏はラリーポルトガルでヒュンダイのドライバーであるダニ・ソルドとティエリー・ヌービルが3つのステージにおいて勝利を収めた後、ポジティブなコメントを残した。
今年の初めにナンダン氏は、特別なチャレンジが要求されるモンテカルロとスウェーデン、メキシコの後に開催されるラリーポルトガルが、i20の適切なベンチマークを得る最初の機会だと発言していた。
「これまでの判断では、我々が予想したよりも目標に近づいている。もし我々が車に何の問題も持たず、同じタイヤをセレクトして競争した時に、その差が1kmあたり0.1秒から0.4秒の間だとしたら、勇気付けられることだろう。我々はまだ、車の開発に多くの課題があると認識している。シャシーもエンジンも同じことだが、それは約束されたものだと思っている。我々はVWやシトロエンからそれほど遠くない位置でラリーができると見ている。例えばもっと泥にまみれたコンディションであれば、彼等と戦うことは可能だった」とナンダン氏は語った。