2014年FIM世界選手権モトクロス第4戦・イタリアGPが4月13日、アルコ・ディ・トレント・サーキットで開催され、クレメン・デサール(スズキ)が、第1レース2位、第2レース1位を獲得、今シーズン初の総合優勝に輝いた。今季カタールで開幕、これまでタイ、ブラジルと続いたシリーズの会場は、第4戦で初めてヨーロッパへと移った。デサールは、第1レースはゴーチェ・ポーリン(カワサキ)に続いて手堅く2位でフィニッシュ。第2レースはジェレミー・ファン・フォルベーク(ヤマハ)とアントニオ・カイローリ(KTM)のミスやポーリンのメカニカルトラブルなど予期せぬ展開も重なり、デサールを含め4ライダーによる激しいトップ争いが繰り広げられたが、前半からトップに出たデサールがパーフェクトな勝利を飾った。デサールは、昨年のイギリスGP以来となるポディウムの中央に上がり、さらにチームメイトのケビン・ストライボスも第1レース5位、第2レース3位で総合3位を勝ち取った。■第1レース1位:ゴーチェ・ポーリン カワサキ2位:クレメン・デサール スズキ3位:ジェレミー・ファン・フォルベーク ヤマハ4位:マキシミラン・ナグル ホンダ5位:ケビン・ストライボス スズキ6位:アントニオ・カイローリ KTM■第2レース1位:クレメン・デサール スズキ2位:ジェレミー・ファン・フォルベーク ヤマハ3位:ケビン・ストライボス スズキ4位:アントニオ・カイローリ KTM5位:マキシミラン・ナグル ホンダ6位:ショーン・シンプソン KTM■ポイントランキング1位:アントニオ・カイローリ KTM 175P2位:クレメン・デサール スズキ 158P3位:ジェレミー・ファン・フォルベーク ヤマハ 154P4位:マキシミラン・ナグル ホンダ 144P5位:ゴーチェ・ポーリン カワサキ 137P6位:ケビン・ストライボス スズキ 109P