住友商事、中国で自動車向け石油化学品事業に参入…スペインのセプサキミカと合弁

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住友商事は、スペインの大手石油化学会社セプサキミカが中国で展開する予定の石油化学品製造事業に参画すると発表した。

中国での自動車生産・販売は、依然として高水準な伸びを示しており、中国全土に広がるモータリゼーションによってプラスチック市場も拡大している。

今回、住友商事が参画する事業は、自動車部品、電気部品など向けプラスチック原料であるフェノールを年産25万トン、アセトンを年産15万トン、キュメンを年産36万トン製造する計画。上海市南西部の石油化学工業区内に石油化学品製造工場の建設を進めており、2014年後半には操業を開始、2014年末には本格稼働する予定。

今後、住友商事とセプサキミカが共同出資するスペインに本社を置く合弁会社を通じ、セプサ・ケミカル・シャンハイが現地で事業を推進する。出資比率はセプサキミカが75%、住友商事が25%。

住友商事は、セプサグループと約25年間の取引関係があり、今回の中国での合弁事業を機に、更なる取引拡大を目指す。

セプサキミカは、今回の事業が初めてのアジア進出となる。セプサキミカの製造技術力と、住友商事の中国での事業経営ノウハウ、マーケティング力を組み合わせることで、中国での石油化学品の製造・販売基盤を確立する。

《レスポンス編集部》

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